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■014:ご近所さん...その2
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マックス(Max)がビルとガーダのコドモになったのは3年前、生後6週間でした。
"The Marin Humane Society"のケージの中で、モゴモゴ動いていた小さな白と黒のコをみた時、
二人は「このコにしよう」とすぐ決めました。
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●Max家のテラスからの景色
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二人ともお勤めなので、昼間はお留守番のマックスです。
でも、玩具がたくさんありますし、いつもラジオから好きな音楽が流れているので退屈しません。
マックスが一番嫌いなのは、ビルとガーダが口争いをすることです。
何を言っているのかは分かりませんが、声の調子でそれと察するや「やめて〜ッ、ニャオ〜ン!」と
泣きながら、あちらへ行ったり此方へ来たりと二人の足を引っかきます。
そんなマックスを見ると、言い争いを止めて笑いだしてしまうのよ、とガーダが言いました。
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ビルはアメリカ人、ガーダはスイス生まれです。 スイスに住んでいた期間よりアメリカの方が長いのですが、
殆ど毎年里帰りをします。
以前はビルも一緒に行きましたが、マックスが家族の一員になってからは
「マックスを一人置いて行くのはかわいそう」とスイス行きを諦めたとか。
今年のサンクスギビング(Thanksgiving Day―11月第4木曜日の感謝祭)もね、
とガーダが話し始めました。
南カリフォルニアの娘さんの所へ行くことになりましたが、
マックスが心配でビルは乗り気ではありませんでした。
でも娘さんには長いこと会っていないので、
一晩くらいマックスは大丈夫よ、と説得したのだそうです。
あらっ、と私が「うちでマックスの面倒をみるから、娘さんのところで
ゆっくりしていらっしゃいよ」と言うと、ガーダの顔に灯りがともりました。
本当?と信じられないと言ったふうです。
そして「そうしてもらえたら安心だわ。ビルが喜ぶわ!」といいました。 |
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●Max家にあるブックエンド
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●Max家のワイングラスと並んでいる
小さな置物
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●本箱の下にある金属のネコ
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●カメラに向かって歩く寸前のMax
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●テラスに床にある石のネコ
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●「チェッ!つまんないの...」
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私は10日ほど前の出来事を思い出していました。
その朝、表でネコの鳴き声がしました。
戸外へ出てみると、
長毛の愛らしいネコちゃんが階段の手すりの間から顔を出しています。
ここのドアは外に面していますから、
もしこのネコちゃんが道路へでも出ると危険です。
首の名札をみようとしていたところへビルが通りかかって足を止めました。
そして「それお宅のコ?なんて可愛いんだろう!」と言った時の
ビルの身体全体から「優しさ」がにじみ出ていたのです。
名札から、このパパという名のネコちゃんは3階の人のコと分かり、
無事家に帰りました。 |
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●マックスの爪磨ぎよう家具
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●ルイはコーヒーテーブルの下が大好きです。
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●プロファイル...
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私はガーダに「マックスの世話をすることは鍵を預かることでもある
のですからね。私たちを信用してくださるかどうかが大事なのだけど」と
言うと「そんな事疑ったこともないわ!」と気持ちのよい返事でした。
そこで、うちで同じ建物内に住んでいるジュディスのネコちゃん達の
世話を引き受けたことを話すと
「ジュディスのネコちゃん達は何てラッキーなんでしょう」と言います。
12世帯の小さな建物ですが、忙しい人ばかりで
近所付き合いは殆どありませんから、ガーダは知りませんでした。
こうして話しながら、私はマックスの写真を撮ろうとしました。
ところがマックスは私の足にスリスリし、
背中を撫ぜると頭や首を手にこすりつけて離れません。
やっとお座りしたので、大急ぎでマックスから離れカメラを構えると、
カメラに向かって歩いてきます。
体重6キロあまりの、短い毛皮の黒い部分が
ビロードのように美しいマックス君は、甘えん坊です。
No matter how old they (kitties) get,
they are always babies to us !
Oct.30 / 2005
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●ミンディは相変わらずです...。
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